へりくだるとなめられて威張ると嫌われる

フランス生活

フランスで………….
例えば、店に入って何かを買うとする。
レストランで何かをお願いするとする。
そんな時、相手に対して、へりくだるとなめられて、
ツンと気取った態度でいると嫌われる、私はそう感じるのだ。
最初は、私が外国人だからそうなのかな?と思っていたけれど、
最近は、これは相手がフランス人でも同じだな?と感じている。

どこへ行くにもBojour と微笑みが欠かせないのは、
地元人でもよそ者でも共通のルール。
印象を良くしようと、まず微笑んだ顔で”Bonjour”
問題はここからだ。
印象試験に無事合格(微笑みのせいで相手に好印象)
後、私は調子に乗っていつまでもニコニコと。
「あら、そのネイル素敵ね!」なんて言ったりして、すっかりお友達感覚。
(お世辞ではなくそう思ったから正直に言ったまでで、私は日本でもこんなだ。)
そんなお友達感覚が事をスムーズに運ぶ確率はかなり高いが
只、相手に対して”このお客難しそう、きちんとしなきゃ”と言ったような、
緊張感がないので、”御しやすし”と思われる事も又事実だ。
では反対に、マダム然として、ちょっと上から目線で、
あれしてこれして。といった態度ならどうか。
相手も微笑まず、”ちっ!”と嫌な顔され、後回しにされるか、
冷たい応対になるかだと思う。
気取るだけならなんとか出来ても、威張っての上から目線は私には無理。

なので、最近の私はこうしている。
まず、印象試験合格後、すぐ本題に入る。(但し、微笑みは絶やさず 笑)
特にレストランでは、欲しい物は(例えばお皿の追加とか、
フィンガーボールとか)遠慮せずにしっかり頼み、
どうですか?と聞かれれば、自分の好みをきちんと伝えている。
何とか、なめられず、嫌われず、ねばならぬから少し解放されて
楽になってきた。
写真(トップ画面の写真も)は、先日行ったChaource ある、
Église Saint-Jean-Baptiste de Chaource
(ゴシック様式のローマカトリックの儀式教会)です。
下の3枚の写真は、階段を下りて入った部屋の中の写真です。
とても小さな木の扉を開けて中に入りました。
中はとても暗かったのですが、写真で撮る事ができました。
手を交差させてうつむいているのが、マリー・サロメで、
香水の花瓶を手に持っているのが、マリー・マドレーヌです。


この写真では画素数が小さくて、わかりにくいのですが、
高画質の写真では、この部屋の門番二人、特に右側の門番の
目が輝いていて、今もしっかり見張っているかの様でした。

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