パートナーを”パパ、ママ”とは呼ばない

フランス生活

以前から気づいていたのだが、日本で夫婦がお互いを呼び合う時、
名前や愛称ではなく、年配世代は「お父さん、お母さん」
若い世代は「パパ、ママ」と呼んでいる事が多いように思う。
(勿論、子供がいないカップルはそうではないだろうが。)
フランスでは、カップルがお互いをパパやママとは呼ばない。
名前でも呼ぶけれど、かなりの人が、英語でいう所の「ダーリン」
とか、「ハニー」とか使っている。
この例をフランス語で表すと、女性が男性を呼ぶ時は、
”chéri”(シェリー)とか ”mon chéri”(モンシェリー)
男性から女性へは”chérie” (シェリー)とか”ma chérie”(マ・シェリー)
みたいな感じだ。
日本人からすると、人前でダーリンとかハニーとか呼ばれたら、
赤面しそうだが、フランスでは人前で皆こんな風に呼び合うのが普通だ。

ついでに言えば、愛する人よ~ん”mon amour”(モナムール)😚
”mon lapin”(モン・ラパン) 私のウサギちゃん❣
“mon chouchou(モン・シュシュ)私の可愛い子ちゃん
“mon p’tit coeur(モン・プティクール)私の小さなハート
もうきりがないので、この辺でやめるけど何と蚤、野菜、
果物、宝石等々、もう色々な単語が愛の表現に使われている。

つまり、パパやママはあくまで子供にとってのそれであり、
カップルにとってお互いは、あくまで”パートナー”なのだ。
歩く時は手を繋いで歩く事も多いし、ハグしたり、
軽くキスしたり等々。
お年寄りが二人で仲良く手を取り合って”シェリー”なんて
呼んでいる姿を見ると、此方もホッコリ幸せな気持ちになる。
パートナーを子供と切り離して考えるヨーロッパ式、
なかなか素敵だ!

※写真は「Carrières des Lumières」
https://www.carrieres-lumieres.com/en/home
(英語、フランス語の選択可能)
Les Baux-de-Provence にあるアートセンター
以前何度か行きましたが、感動しますよ!

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