「料理の鉄人」という人気番組があった。
放映期間は1993年10月~1999年2月までとある。
「鉄人」と呼ばれるレギュラーシェフ達と毎回異なるゲストシェフが、
スタジオ内のキッチンで、用意された食材を使って調理した料理を、
レギュラーの審査員やゲストに試食してもらって、その点数で、
勝ち負けを決めるという内容だった。
私が見ていた時の鉄人シェフは、「中華の鉄人=陳健一」
「フレンチの鉄人=坂井宏之」「和の鉄人=道場六三郎」
の方々だった。
食材が並べられているテーブルには布が掛けられていて、
その布を取るところから始まるので、見ている此方側としても、
”どんな食材だろうか?”と、ワクワクしたし、制限時間60分、
”果たして間に合うのか!”とドキドキハラハラさせられた。
挑戦者は左側のキッチン、鉄人は右側のキッチンと別れて、
バトルが繰り広げられたのだが、料理が出来上がる工程だけでなく、
シェフの表情も逐一カメラが追いかけた。
アクシデントも多々ありで、調理人と視聴者が、気持ちを共有出来て、
今思い返しても、とても印象に残る良い番組だったと思う。
YouTubeで料理に関するサイトを見ていた時だった。
偶然、道場六三郎さんのサイトを見つけた。
なんと、御年91歳!
しかも調理場に立って、家庭向けの料理の紹介をされている。
料理の鉄人で「お品書き」を筆で書かれていたあの時と同じように、
YouTubeでも「お品書き」から始まる。
料理は勿論大変ためになるが、それにも増して、六三郎さんの
ユーモアを交えた語り口、教訓や昔の話等々、内容がとても面白く、
お人柄の良さも伝わって、とてもほのぼのとした気持ちになる。
早速チャンネル登録して更新を心待ちにするようになった。
調理中にインタビューされる方の質問もとても的を射ていて、
この方のお人柄の良さも感じられる。
YouTube [道場六三郎へのQ&A] 料理の鉄人裏話・
…….恐怖のふぐ料理「道場六三郎63の質問」
内容が豊富で、私服姿の六三郎さんも素敵です。
”粋”を感じます。
どうかいつまでもお元気でいらして下さい。
※写真はプロフィールの写真をお借りしました。
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