昨今いつも両極端

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昨今起こる出来事が両極端に分かれていると強く感じる。
その最たる出来事が気象の異常さだ。

フランスの今年の夏は35℃超えの猛暑日が続き、雨が全く降らず、
おまけに熱波の影響もあり、火事の多発や、河川の水位が異常に
低下した為に、干上がった川で大量の魚が死んだり、通常よりも
14mも水位が下がった湖もあった。
約100の市町村で飲料水の供給ができなくなり、給水車が派遣
されたりした。干ばつの危機が高まる中、多くの地域で「庭の水やり」
「洗車」の制限・禁止、一部地域では、「農家の水やり」にも
制限がかかるという、水使用規制が敷かれていた。

そんな中、一週間程前に、環境保護団体「Extinction Rebellion Toulouse」
(エクスティンクション・リベリオン・トゥールーズ) の活動家達が、
ゴルフコースのグリーン上のカップを、セメントで埋めた写真を
Twitterに投稿したことが話題になった。
コンクリートが詰まったカップの写真と一緒に、ピン止めされた
看板には、「このホールは一日に277,000ℓの水を飲んでいる。
あなたはそんなに飲みますか?#ストップゴルフ」とあった。
給水制限措置が、多くの地域の”ゴルフ場は対象外”となっている
事への抗議だった。8月8日の時点では、本土96県の内68県が
干ばつの「危機警報」22県が「強い警報」3県が「警報」と、
つまり93県が警報レベルだった。
なので、”娯楽より人々の生活を優先すべし”という訴えは
共感できた。
ところが!
一昨日から猛烈な雨が降り、熱波の警戒警報から一変して、
暴風雨に対する警報が
発令された地域もでた。
特にパリでは、セーヌ川の水位が35㎝も上昇し、道路も浸水。
一時間で一か月分(半月分?)の雨が降ったというくらいの
豪雨となった。
”暑い日がが続いたから時には雨も必要ね”と言える程度の
暑い日でもなければ、雨の量でもない。
ほどほどという事がないのが昨今の気象状況だ。
自然を破壊してきた私達の行いが、今罰せられているような
そんな気がしてならない。

※写真は自宅の庭から摘んだ白無花果です。
水やりがほとんどできなくて、ひたすら”枯れないで!”と
願うしかなかったです。でも実をつけてくれました。
鳥に少し残して、有難く頂こうと思います。
感謝です。

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