ダナン、ホイアン旅行その(5)を書こうと思ったタイミングで
今日こんなニュースを見つけたので、緊急でお知らせする事に。
内容はこうだ。
”人気バインミー店、バイミーフォン(Banh Mi Phuong)で購入した
バインミーを食べた91人が食中毒を起こし、病院に搬送された。
このうち34人が外国人だった。32人は既に退院しており、
他の患者も健康状態は安定している。
バインミーフォンでは11日に1,920本、12日に1,700本の
バインミーを販売した。
この店で使用している食材10種類の仕入れ先はそれぞれ異なるが
検査の時点では、一部の個人の仕入れ先との供給契約書しか
保管されていなかったという。同店はその他の仕入れ先とは
契約を結んでおらず、仕入れ先の食品安全に関する書類も
保管していなった。”
この記事を読んだ私は、”やっぱり!”と驚かなかった。
今はどのガイドブックにも掲載されていて、超人気のこの店だが、
ここまで躍有名店にした一因には、米国人気シェフだった
故アンソニー・ホーディン氏が「世界一美味しいバインミー」と
称えた事によるのだそうだ。”世界一”は彼の顔写真と共に
今も店に飾られていた。
そうです。実はわたくしも、買いましたのでございます。
表紙の写真が私が買ったバインミー。
買ってすぐ、近くの広場のブロックに腰掛け、頂きました。
皆さんがおっしゃっているように、バゲットそれ自体が
美味しいのと、サンドされる具材は好みで詰めて
もらえるのだが、かかっているタレに美味しさに
秘訣があるのだと思えた。
私が食中毒のニュースに驚かったのには理由がある。
この店は、狭い店の奥で座って食べる人達(店員さんが
作る作業をする女性達に注文を伝える)と、持ち帰る人達
(店の前に並んで順番待つ)の両方をさばかないといけないので、
作業をする人達は手を休める暇もなく、凄いスピードでこなしていた。
店員さんが持ってきた注文票を受け取ったり、お金を受け取ったり、
手を洗う事もなく、材料を詰めるその同じ手でそれを行っていた。
それを見た私は、不潔だな~、大丈夫かな~と、正直、
食べるのを少し躊躇したのだった。
今回の食中毒は、仕入れた材料にあるのだろうけれど、
一事が万事。”衛生面”でのいい加減さが招いた食中毒だと思う。
ちなみに、世界のストリートフードトップ50
(50 Best Rated Street Foods in the World)で、
日本の唐揚げが5位、バインミーは6位となっている。
患者さんが大事に至らなくて何よりだった。
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