12月のこの時期になると、決まってやる事がある。
それは、”来年の旅行計画“だ。実際行けるかどうかは別として
旅行は計画する時が一番楽しい。
でも嘗てよく行っていたシェムリアップ、来年はなしとした。
コロナ前までは、何年か続けて2月にシェムリアップに3週間程滞在していた。
シェムリアップの2月は、寒い日本とは対照的でとても暑く、当時の宿泊費は
ホテルもアパートも比較的リーズナブルだったし、食事も美味しく、
プールも快適だった。何年か続けて行くと、観光は最初の訪問で済ませていて
もう十分だったし、行き慣れた所というのは、勝手知ったるなんとかで、
とても居心地が良かった。
良い思い出が沢山あったので、久しぶりに来年2月に又行こうかな?
新空港がオープンする少し前まではそう思っていたのだ。
新しい空港が10月半ばにオープンしたというニュースを聞いた後、
空港についてよく調べてみたら、新空港は何と! 中心部から1時間以上も
離れた所に移転していた。
小さいけれどとても趣があった嘗ての空港は、今はもう閉鎖されている。
旧空港は中心部からトゥクトゥクで20分もあれば行けたし、沖どめされて、
歩いて空港内に入るのも好きだった。
タラップを降りる時、肌に感じるムッとする暑さが”帰って来ましたよ〜”って、
そんな喜びを感じたりもした。
ところで、新空港って必要だったの?
やはり、中国資本が絡んでいた。”ブルータス…………”
中国企業3社が出資し、総工費1,600億円。
高速道路のような新しい道路も既に完成し、将来的には、周辺にチャイナシティを
作るという構想もあるらしい?….その構想も既に怪しい?
‘’旧空港が遺跡に近すぎて、飛行機の振動が遺跡に影響を与える‘’とか、
‘’大型飛行機の発着で観光客の増加を見込む‘’とか、新空港建設の理由を挙げているが、
何だかピンとこない。
旅行って、自分の国にない、その国、地域特有の”らしさ”に触れたくて
行くものだと思う。空港が移転したからと言って”らしさ”が無くなったとは
言わないけれど、便利になったのだろうけれど、何だか今は心が躍らないので、
又行きたくなるまでしばらく、シェムリアップ行はお預けだ。
※表紙写真は中心部から10分程の所ににあった、畑の様子です。
変わらないで欲しいな~。
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